
最近では猫も杓子も唱える「スペシャリティコーヒー」って何なんでしょうか?
スペシャリティコーヒー(Specialty Coffee)とは、品質が非常に高く、
栽培から提供までの全工程において厳しい基準を満たしたコーヒーのことです。
一般的なコーヒーとは一線を画すもので、以下のような特徴があります。
■ スペシャリティコーヒーの主な特徴
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生産地や品種が明確
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コーヒー豆の生産国・地域・農園、品種、栽培方法などがトレーサブル(追跡可能)。
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シングルオリジン(単一農園・地域の豆)であることが多い。
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高品質な風味
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カッピング(官能評価)で高得点(一般的に80点以上/100点満点)を獲得。
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フルーティー、チョコレート、ナッツなど、多様でクリーンな風味が楽しめる。
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欠点豆が少ない
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手作業や高度な機械で選別され、欠点豆(発酵豆、カビ豆など)が極めて少ない。
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■普通のコーヒーとの違いは?
スペシャリティコーヒー | 一般的なコーヒー(コモディティコーヒー) | |
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品質 | 高品質、風味が多様 | 安定はしているが風味は単調 |
生産情報 | 詳細に追跡可能 | 原産国レベルでしか分からない |
選別 | 欠点豆がほぼない | 混入していることが多い |
価格 | 高価 | 比較的安価 |
スペシャリティコーヒーだから美味しいとは限りません。
逆に、コモディティコーヒーだからといって不味いわけでもありません。
大切なのは、適切な手間と方法で丁寧に抽出すること。
それさえできれば、どんな豆でも“美味しさのポイント”にはたどり着けると考えています。
ハンドピックや焙煎後の適切な管理を丁寧に行えば、
“スペシャリティ”と呼ばれないコーヒーであっても、
十分に美味しい一杯をつくることができる——私たちはそう考えています。
だからこそAmudCoffeeは、スペシャリティコーヒーだけにこだわるのではなく、
もっと広く、もっと気軽に、コーヒーの美味しさを楽しんでいただけるよう、日々試行錯誤を重ねています。
コーヒー沼にようこそ!