#003 焙煎度合いと味の変化

  日本で一般的に使われている8段階で表す焙煎度は浅い順に

 

1、ライトロースト

2、シナモンロースト

3、ミディアムハイロースト

4、ハイロースト

5、シティロースト

6、フルシティロースト

7、フレンチロースト

8、イタリアンロースト

 

で表されています。

AmudCoffeeで使用する熱風式焙煎機では次の5種類の焙煎度で生豆をローストしています。

   

1. シナモンロースト(極浅煎り)

  • :明るい茶色

  • 味の特徴

    • フルーティーで酸味が際立つ

    • 軽やかで紅茶のような飲み口

    • 生豆の個性(産地や品種)がよく出る

2. ハイロースト(中浅煎り)

  • :やや濃い茶色

  • 味の特徴

    • 酸味と甘みのバランスが良い

    • ナッツやキャラメルのような香ばしさ

    • 多くの人に親しみやすい味わい

3. シティロースト(中煎り)

  • :深めの茶色

  • 味の特徴

    • 甘みと苦味のバランスがとれた味

    • チョコレートやロースト感のある香り

    • 酸味は穏やかになる

4. フルシティロースト(中深煎り)

  • :黒に近い茶色

  • 味の特徴

    • 苦味が強くなり、ボディが太くなるような感覚

    • カカオ、スモーキー、焦がし砂糖のような風味

    • ミルクや砂糖と相性が良い

5. フレンチロースト(深煎り)

  • :真っ黒、表面に油が出る

  • 味の特徴

    • 昭和の喫茶店を思わせる苦味とロースト感

    • ドスンとくるボディ感と全てを包括するような甘み

    • 酸味が無いアイスコーヒー向き

 

★ 焙煎度選びのヒント

  • 酸味が好き/軽やかな味が好き   → 浅煎り〜中煎り

  • 酸味が嫌い/ミルクと飲みたい   → 中深煎り〜深煎り

  • 普通に美味しいコーヒーを楽しみたい   → 中煎り〜中深煎り

 

★ もう一歩踏み込んだ焙煎度選びのヒント

  •  男は黙ってハードボイルド!   → 深煎り
  • コーヒーはフルーツなのだよ!   → 浅煎り
  • 産地の違いを感じたい!   → 浅煎り
  • 藤子不二雄はFよりAだ!   → 深煎り

 AmudCoffeeでは基本的にどんな焙煎度でも「甘さ」が感じられるような豆を選び、焙煎、抽出しています。

「すっぱいだけ」「苦いだけ」のコーヒーは扱いません。

「甘さ」の手前に何があるのか、「甘さ」の奥に何かあるのか、感じ取ってみてください!

結局正解などなく、人それぞれの感性、想像力、好みの問題です。

「これ好き!」に出会うための旅です。

 

コーヒー沼にようこそ!