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#003 焙煎度合いと味の変化

コーヒーの焙煎度合いは、味・香り・質感に大きな影響を与える重要な要素です。以下に焙煎度の段階ごとの特徴と味の傾向をまとめます:


🔥 焙煎度と味の関係

1. ライトロースト(浅煎り)

  • :明るい茶色

  • 味の特徴

    • フルーティーで酸味が際立つ

    • 軽やかで紅茶のような飲み口

    • 生豆の個性(産地や品種)がよく出る

  • 適した豆:エチオピア、ケニアなど香りの高い豆

2. ミディアムロースト(中煎り)

  • :やや濃い茶色

  • 味の特徴

    • 酸味と甘みのバランスが良い

    • ナッツやキャラメルのような香ばしさ

    • 多くの人に親しみやすい味わい

3. ハイ〜シティロースト(中深煎り)

  • :深めの茶色

  • 味の特徴

    • 甘みと苦味のバランスがとれた味

    • チョコレートやロースト感のある香り

    • 酸味は穏やかになる

4. フルシティロースト(深煎り)

  • :黒に近い茶色

  • 味の特徴

    • 苦味が主役になり、ボディが強くなる

    • カカオ、スモーキー、焦がし砂糖のような風味

    • ミルクや砂糖と相性が良い

5. フレンチロースト/イタリアンロースト(極深煎り)

  • :真っ黒、表面に油が出る

  • 味の特徴

    • 非常に強い苦味とロースト感

    • 豆の個性はほぼ失われ、焙煎由来の風味が支配的

    • エスプレッソやアイスコーヒー向き


☕ まとめ

焙煎度 酸味 甘み 苦味 香りの傾向
浅煎り 強い 弱い〜中 弱い フルーティ・フローラル
中煎り 中程度 中程度 中程度 ナッツ・キャラメル
深煎り 弱い 弱い〜中 強い スモーキー・チョコレート

✅ 焙煎度選びのヒント

  • 酸味が好き/軽やかな味が好き → 浅煎り〜中煎り

  • 苦味が好き/ミルクに合うコーヒーが欲しい → 中深煎り〜深煎り

  • 産地の違いを感じたい → 浅煎り

  • 甘さやコクを楽しみたい → 中煎り〜中深煎り

 

好みやシーンに合わせて、焙煎度を変えて楽しむのもコーヒーの醍醐味です!